看護師としてのプライド

看護師はプライドが高くないと勤まりません。当然のことながら、プライドと言っても、人に謝罪できないとか、お高くとまっているとか、そういったプライドではありません。そんな変なプライドではなく、この分野だけは誰にも負けたくないというプライドが必要なのです。昔から何かにこだわりがあって、誰にも負けないくらい勉強したことがある人なら、看護師という仕事に向いているかもしれません。
医療の現場は日々刻々と変化しています。どんな分野でも進歩しないということはありえません。新しい治療法ができたり、新しい器具が導入されたりするでしょう。そういったことを常に把握しておく必要があるのです。ですから、看護師の仕事をしている限り、勉強から逃れることはできません。
いろんな知識を持っておくことに越したことはありませんが、せめて自分が担当している科くらいは誰にも負けないくらい専門家になりましょう。そのためには膨大な勉強時間が必要となります。しかも一度勉強したからそれで大丈夫ということはありません。どんどん変化していく医療現場についていかなくてはなりません。そのためには常に新しい情報を仕入れ、それを看護の現場に活かさなくてはなりません。自分は第一線で働いているのだというプライドというか自負を持っていなくてはならないのです。キャリアアップを目標に、最先端の治療を行っている病院の看護師の求人に応募するのもいいでしょう。経験は必ず自身の糧となります。
看護師という仕事は誰にでも真似できるようなものではありません。過酷な労働条件のもと、それでも常に笑顔を絶やさず患者様を第一に考え看護する。それほど大変な仕事は他になかなかありません。それだけ崇高な仕事をしているのだというプライドを持って看護にあたることができればそれはもう立派な看護師だと言えます。